ブランド名開発における私たちのこだわり。それは SOUL の視点です。
社名、事業ブランド名、商品名、サービス名、地域名…。
いずれのケースにおいても、名前はアイデンティティを表明する最たる手段であり、わずか数文字で自己を語ることが求められます。そのためには、まずクライアントと想いを共有し、名前をつける対象の特性を把握しなければなりません。一方、名前がブランドとして成長していくためには、ターゲットとなる顧客に受け入れられることが不可欠であり、顧客視点での開発が必要となります。
すなわち、ブランド名開発とは、企業と顧客双方の想いを一つの言葉に集約していく作業なのです。
私たちがブランド名開発においてこだわるポイントは、
「Sensibility(感性)、Originality(独自性)、Utility(実用性)、Logic(論理性)」であり、
これら4つの言葉の頭文字をつなぎ合わせると「SOUL」となります。
強い「SOUL=魂」が宿った名前こそ、人々の心に届くものとなり、そこに共感と信頼が醸成されていく、と私たちは考えています。
Sensibility
全体像を把握する鋭い感性
ブランド名開発においては、発信者である企業と、受信者である顧客、双方の視点を併せ持たなくてはなりません。
あらゆる方向にアンテナを張り巡らし、情報を鋭敏にキャッチし、さらには名前をつける対象が将来どのように成長していくのかを想い描く。
このような思考によって全体的なイメージをつかむために大切なのが鋭い「感性」です。
Originality
本質的な価値を効果的にアピールする独自性
競合との差別化を図り、市場における優位性を獲得する上で「独自性」は重要なポイントです。
無難なだけで、人々の印象に残らない名前では、存在感を示すことは難しいと言えるでしょう。
企業の個性や強み、商品の特性など、本質的な価値を十分に把握し、「~らしさ」を反映させてこそ、ブランドアイデンティティを確立していける名前となります。
Utility
使用シーンを想定した、高い実用性
円滑なコミュニケーションを実現するためには、「実用性」の高い名前でなくてはなりません。
そのため、発音しやすさ、聞き取りやすさ、読みやすさ、覚えやすさなどを、実際の使用シーンを想定しながら慎重に検証していくことが必要です。
また、ロゴデザインや広告宣伝等との連動が図れる名前であれば、一貫したブランドイメージの構築が可能となります。
Logic
全体を見据えて組み立てる論理性
以上のように多角的な視野から洗い出された様々な要素を集約し、企業・顧客双方の共感が得られる名前を生み出していく。そのために必要とされるのがブランド戦略全体を見据えた「論理性」です。
企業や商品にとって本当に妥当な名前であるか、市場や顧客に受け入れられる名前であるかを客観的に分析し、論理的に組み立てられた名前には、強い発信力と説得力が備わるのです。