安倍内閣の時代、なぜか「KY」という頭文字は「空気が読めない人」の代名詞として市民権を得てしまいました。
言葉を短くして使うことに、異を唱えるつもりはありませんが、この「KY」に関しては、納得のいかないものを感じます。
というのも、「KY」だと、「空気が読める」の略称にもなり得るからです。
「空気が読めない」と言いたいのなら、「ない」のところまで入れて、「KYN」とすべきではないでしょうか?
「もててもてて困る」を略して「MMK」というのだそうですから、当然3文字にすべきだと思うのです。
しかし、どうして私は、そこまで、「KY」に拘るのか・・・
何を隠そう。私の名前は「横井 惠子」。
そう、イニシャルは「KY」なのです。
因みに、旧姓の時も「KY」でしたから、生まれてこの方、ずっと、「KY」一筋で生きてきているのです。
さらには、私の母も「KY」。夫も「KY」。姑も「KY」。
(彼らは正真正銘の「KY」です。)
最近では「KY」を「価格が安い」の略称として使う場面も増え始めている様ですが、どうして、「KY」ばかりが、こんなにお手軽に使われてしまうのか、不思議です。
言葉を短くするケースで、もう1つ、どうも馴染めないのが、「地上デジタル放送」を略した「地デジ」という言葉。
各民放の女性アナウンサーが一堂に会して、「『ち・で・じ』対策はお済みでしょうか?」と、にっこり微笑みながら言う度に、私の頭の中は「『血・出・痔』対策?」と勝手に漢字変換してしまいます。
美しい彼女たちのためにも、できれば、もっと、きれいな略語にして欲しかった、と残念に思うのは私だけでしょうか。