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名前は語る

今回も名前に関しての話になりますが、まずは、日本語の「名前(なまえ)」という言葉を見てみましょう。
名前をローマ字で書くと、“NAMAE(ナマエ)”、英語に訳すと、“NAME(ネーム)”です。
この2つのスペル、かなり似ています。

さらに、“NAME”のスペルを時計周りにぐるり、と回してみると、神への祈り「AMEN(アーメン)」になります。
斜めに読めば、「ENMA(閻魔)様」です。
考えすぎかもしれませんが、「名前には神が宿る」そんな気さえしてきます。

実際、日本には、「名は体を表す」という諺があり、古来より名前が重要な役割を果たすものとして捉えられています。

実は、ラテン語にも、同じように「名は象徴なり“ Nomen est omen.”」という格言が存在しています。
このフレーズ“ Nomen est omen.”をよーく見てください。

“nomen(名前)”の単語の中には、見事に“omen(象徴)”のスペルが含まれているのです。

このように、「名前」にまつわる言葉を紐解くと、様々な偶然性が潜んでいることに気づきます。
普段何気なく使っている言葉も、ちょっと角度を変えて眺めてみると、意外なほど、面白い発見があるものです。

例えば、

  ☆FOREST(森)は、「for rest(休むために)」と解釈できます。
   疲れた体と心に「森林浴」の効果があるのが頷けます。

  ☆CLOVER(クローバー)の真ん中には「love(愛)」があります。
   だからなのでしょうか?クローバーの花言葉は「私の愛を受け止めてください。」です。

  ☆GIANT(巨人)の中には、小さい小さい「ant(あり)」が存在します。
   大きく見える人ほど、実は小心?

どうですか?
名前は「何かを語っている」と思いませんか?

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