あけましておめでとうございます。
今年の干支は「羊」です。実は、私はひつじ年生まれで、子供の頃から、「ひつじ年生まれは、大人になったら美人になる」と言われてきました。
確かに、「羊」と「大人」の文字を足すと「美人」になります。
「羊」は古代より縁起のよい生き物とされ、「羊」の文字は正面から見た「ひつじ」の姿を表している象形文字だそうです。なるほど~~。
ところで、「羊」の文字が入った言葉で、以前から気になっていたものがあります。
それは「羊羹(ようかん)」。
羊とは全く無関係の小豆から作られているお菓子にもかかわらず、なぜ、その文字には「羊」が2つも入っているのでしょうか。
そこでいろいろと文献を調べたところ、羊羹とは、もともとは「羊の羹(あつもの)、羊肉を入れたお吸い物」を表す言葉だったのだそうです。
「名は体を表す」といいますが、「羊年の大人は美人」といい、「羊肉の入っていない羊羹」といい、「名は体を表していない」例もたくさんある、ということです。