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名は体を表す:東京スカイツリー

弊社の赤坂オフィスの窓からは皇居や丸の内の高層ビル群を一望することができます。

ある日、そのど真ん中ににょっきっと顔を出した見慣れぬ建造物。
何だろうと思っているうちに、日に日に高さを増し、今や他のどのビルよりも高い存在になってきました。
その正体は「東京スカイツリー」 。

そういえば、2年ほど前、 候補案として絞り込まれた以下の6案の中、どれが一番いいか、
某テレビ局からコメントを求められた事がありました。

・東京EDOタワー
・みらいタワー
・東京スカイツリー
・ゆめみやぐら
・ライジングイーストタワー
・ライジングタワー

どれもそれぞれに特徴を捉えた名前ではありますが、
634メートルという世界一高いタワーの特徴を捉えているか、
という視点からみると、 「スカイツリー」が私の中ではダントツでした。

その後 「東京スカイツリー」の決定が発表されましたが、
当初は「なんでツリーなの?」、「新東京タワーでよかったのではないか」
といった否定的な声がいろいろなところからあがっていたと聞いています。

実際、新たに登場する名前が、違和感なく多くの人に受け入れられるということは
このようにシンプルな名前であっても、なかなか 難しいものなのです。
ましてや、東京のシンボルとなるような公共性の高いものであると尚更なのでしょう。
しかし、建設が進む今、かすかに青みがかった白色に輝きながら、
まるで空の色に溶け込むように、上へ上へと伸びていく様子を見るたびに、
「スカイツリー」は、まさに「名が体を表している」いいネーミングだなあ、と思えるのです。

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