財団法人日本生産性本部が発行している「生産性新聞」から、「商品開発特集」の寄稿依頼を受けたのは、今年の3月初めのことでした。
ここ数年、日本の産業界に閉塞感が立ち込め、新たなブランド開発への動きも停滞する中、何か新しい視点で書いてみようかと、あれこれ構想をあたためている中、あの3月11日を迎えることになってしまったのです。
これまで経験したことのない大きな打撃を目の前に、ブランド論を語る心境にはなかなかなれませんでした。
今、自分がしなければならないのは何なのか・・・。
自分が役に立てることはないものか・・・。
と気持ちははやるものの、言葉では空腹を満たすこともできない、体を温めることもできないと、自分の無力さを感じることの繰り返し。
そんな状況の中、世界中からは、あたたかなメッセージや心強い支援が次々と届きます。
「私たち誰もが、国境を越えた心と心のつながりによって支えられている」
そのことを、今回の震災を通じ、強く実感しました。
心と心のつながり。
そして、計り知れぬ重みを持つ「心と心のつながり」という言葉は、私にある「発見」をもたらしてくれました。
心と心のつながり。HEARTとHEARTのつながり……。
言葉どおり、「HEART」と「HEART」の文字を繋げて書いてみると、その真ん中に見えてきたのは「EARTH(地球)」の文字だったのです。
まさに「心と心のつながりによって地球は支えられている」ということに気づかされます。
さらに「HEART」の単語をぐるりと回して描いてみると、そこには新たな発見がありました。
そう、HEARTの5文字はEから読みはじめると、実はEARTHなのです。
このHEARTとEARTHの言葉の関係性は単なる偶然なのでしょうか。
私には、必然性があるように思えてなりません。
「地球はハートでできている」
そう解釈できるのではないでしょうか!
そして「HEART」の言葉が私に気づかせてくれたことはこれだけではありませんでした。
この続きにつきましては、日本生産性本部が発行する「生産性新聞」で発表しておりますので、詳しくは、そちらの記事をご覧ください。